Blog, エニアグラム
やる気スイッチを押す言葉がけ┃褒めるがONの人・OFFの人
家族には
「散らかしたら片付けてほしい」
「宿題を終わらせてからゲームをしてほしい」
部下や同僚には
「デスク周りを整頓してほしい」
「仕事の進捗状況を報告してほしい」
など、身近な存在には特に
望むことが、いろいろあると思います。
どう言えば
やる気を出してくれるか。
どんな言葉なら
気持ちよく動いてくれるか。
とりあえず、褒めれば良い?
実は、褒められて動く人と
そうではない人がいます。
褒めたり、感謝を伝えることは
コミュニケーションを円滑にするかもしれません。
が、それが、やる気スイッチをONにするとは限りません。
相手を支配したり
コントロールするのではなく
自主的に動いてくれる言葉がけについて、お話しします。
【褒める】がスイッチ
ONの人
以前、個人懇談[わたし流さがし]を受けてくださったAさんのご主人。
この方は、他人の評価が気になる感情優位タイプ、と推測しました。
このタイプには、とにかく【褒める】よう、お話ししました。
Aさんは、普段ご主人を褒めることはあまりなく、褒めたら
「バカにするな!」と怒られるんじゃないかと、とても抵抗があったそうです。
それでも、意を決して、軽めに褒めてみたら…
ご主人は、マンザラでもない様子で、機嫌良く、ちょっとした家事の手伝いまでしてくれたそうです。
その後も褒めるよう努めたところ、例外なく、機嫌は上向きだったそう。
周囲からの見えカタが重要な、このご主人には【褒める】がやる気スイッチをONにするようでした。
ちなみに、感情優位タイプの中には、感謝を伝える、ことでスイッチが入る人もいます。
感情で反応があるタイプの人には【褒める】や、感謝を伝える、を試してみてください。
【褒める】がスイッチOFFの人
Aさんが、ご主人を褒めたら「バカにするな!」と怒られるんじゃないか、と心配したように、実際、褒められても全く響かない、逆に相手を警戒してしまうタイプの人もいるんです。
それを知らずに、褒めたり、必要以上に感謝の言葉を伝えても、全くの逆効果。
途端に、やる気を失わせることになるんです。
当然、このタイプの人には、違う言葉がけでスイッチが入ります。
例えば、感情では響かない理論優位タイプでしたら、筋道の通った内容で伝える。
「早く寝なさい」ではなく
「今寝ないと、睡眠時間が〇時間以下になるから、寝不足になっちゃうよ」という具合に。
頭で納得してから動きたい思考型ですから、論理的に伝える、がスイッチをONにします。
【褒める】で動かない人には、筋道の通った内容で伝える、を試してみてください。
スイッチを押す言葉がけは、気質によって違います
人には、生まれ持った気質があって、どんな言葉でスイッチが入るのかは、その人なり、その気質なり、それぞれ違います。
上記は、その中の一例で、他にも【褒める】に反発する、というタイプの人もいます。
(この人は、勝ちにこだわる本能優位タイプ)
このことを知っているだけでも、案外あっさり、円満・円滑に、コトが進んだりします。
自分自身、そして家族や同僚など身近な人の、やる気スイッチを押す言葉を知っておきませんか。
【お問い合わせ・お申込み】