Blog, 倉岡の[ひとりごと]
めんどくさい克服法Ⅳ
ごみ部屋住人時代
片付けだけではなく、何をするにも
『めんどくさい』
が行動の全てを停滞させていました。
この『めんどくさい』の克服が
わたしに、最大の変化をもたらしました。
ということで
めんどくさい克服法Ⅰ
めんどくさい克服法Ⅱ
めんどくさい克服法Ⅲ
と執筆しました。
いよいよ、現状を打破するために
見つけた継続のコツを紹介します。
それは
ココロやコミュニケーションの勉強で
教わった中の、ひとつ。
脳の【安定化志向】と【可塑(かそ)性】
ここに、継続のヒントがありました。
以下
脳の【安定化志向】と【可塑(かそ)性】について。
(生物科学についての見解なども参考に、かみ砕いて記しています。)
人の脳には
【安定化志向】と【可塑(かそ)性】という
2つの特性があります。
【安定化指向】
人の脳は現状維持を好み、大きな変化を嫌う。
このまま安定して変わらずにおこう、という性質。
脳:今の状態は「うまくいっている」この状態を続けよう!これを維持していれば、この先もうまくいく。変わる必要はない。
わたし:ペンたて、ぎゅうぎゅうをキレイに整トンするぞぉ!ヤル気がある今のうちに、一気にやってしまおう!
脳:「変えてしまって、かえって悪くなってしまったら、どうするんだ」邪魔をして、元の状態に引き戻そう。
つまり
『○』今までどおり。今までと同じ生き方
『×』変わろうとして、今までと違うことをする
ダイエットを始めたが続かない、というのもこの【安定化指向】によるものだそうです。
【可塑性】
変化したものを、変化したままにしておく。
(脳が気づかないくらい)ほんの少しだけなら変われる、変化を保持する性質。
わたし:ペンたて、整トンするぞぉ!でも一気にやると【安定化指向】に邪魔されるから、今日は1本だけ間引きしよう。
脳:・・・・・・・(気がつかない)
わたし:今日も1本だけ間引きしよう。
脳:・・・・・・・(気がつかない)
を繰り返す。
つまり
『○』一定時間をかけて、少しずつ。何度も繰り返し同じ情報を脳に入れる。
『×』急激に、たくさん変えようとする。
※ 短期的に、刺激を繰り返し与える(3回以上)。ただ繰り返すのではなく、刺激と刺激の間に3時間~24時間の間隔を空ける。
という具体的な見解を記しているモノもありました。
暗記することをイメージすると分かりやすいと思います。
私たちが、何かを記憶できるのは、この【可塑性】によるものだそうです。
これを踏まえて、再度
めんどくさい克服法Ⅲで再来した
あのワード。
『めんどくさい』
に立ち向かってみます。
コツは
■ 脳が変化だと気づかないくらいの小さな変化を繰り返す。
■ 今の自分に無理なくできることを。
■ 「これをする。と簡単な内容を決めて、シンプルに動く。」
わたし:あ~、ペンたての整トン、なんかもう『めんどくさい』なぁ・・・
(と浮上してきました!)
・・・・・・
わたし:マズイ!変化しようとしていること、脳にバレた!?
(脳の【安定化指向】に引っかかってしまった!?)
ということは、ちょっとハイペースなのね、わたし。
こう気が付いたら、ペースを調整します。
せっかくなので、ちょっとゲーム感覚で
脳が鬼の「ダルマさんがころんだ」作戦!!
鬼(脳):ダールーマーさーんーがー・・・
(の時間で)
わたし:ペンたて、整トンするぞぉ! まずは1本だけ間引き。
鬼(脳):・・・こーろーんーだっ!
(って振り返ったら)
わたし:(ストップ)
ペンたても、整トンできないわたしも
今のままでいい。変わらなくていい。
今がスバラシイから何もしません。
(と【安定化指向】を安心させる)
そして、また
鬼(脳):ダールーマーさーんーがー・・・
(と始まったら)
わたし:ペンたて、整トンするぞぉ! 今回は2本、間引きしてみよう。
(と、ちょっとだけ、プラスαで再開。)
このように【可塑性】を稼働させて
徐々に変化を保持させていくのです。
どうでしょう?
ちょっと、試してみたくなりませんか?
ポイントは
「ダルマさんがころんだ」を続ける。
自らの『めんどくさい』の発動具合で
ペースの加減を判断できるので
時間はかかりますが、無理なくできます。
この作戦で
徐々に継続を手に入れたのでした。
最後に、何度も登場している
「これをする。と簡単な内容を決めて、シンプルに動く。」
今回の例えは
ペンたて、整トンするぞぉ! まずは1本だけ間引き。
でしたが
この具体的なコツを
次回、紹介したいと思います。
これで、めんどくさい克服法は
最終回となります。
あと、もう1回、お付き合いくださいね。
ではまた
めんどくさい克服法Ⅳ
でした。
□ 片付け井戸端会議 11月と12月(ランチ忘年会)募集しています。