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「忙しくて片づけられなかった」本当に?┃自己理解
忙しくて片づけられなかった?
片づけられない理由を聞くと、一番よく出てくるのが「忙しい」です。
ですよね、分かります。毎日忙しいですもんね。
じゃあ、忙しい人が全員、片づけていないでしょうか?
そんなことはないですよね。むしろ忙しいからこそ、整理整頓をしている人もいます。
つまり、本当の理由は「忙しい」ではないんです。
やりたくないんだと思います。
だから、時間があっても片づけない。
大丈夫。きっとそのときには、ちゃんと違う理由がありますから。
「疲れていた」「用事があった」あたりでしょうか?
でも、それでいいんです。
言い訳を責めたいわけではなく、わたしが言いたいのは「能動的に意識を持とう」ということだからです。
片づけ「られ」なかった
片づけなかった
この2つの言い回し。たった2文字の違いですが、言葉の裏にある意識には、大きな差があるんです。
無意識に使っている言葉
片づけ「られ」なかった
片づけるつもりがあったけど、何かのせいでできなかったというニュアンス
例:クレーム対応で片づけられなかった
片づけなかった
あえて片づけをしなかったことを、自分の意思で選んだ
例:クレーム対応が優先だから、今日は片づけない
同じ状況ですが、責任の持ち方が違うと思いませんか?
多くの人は無意識に、片づけ「られ」なかったと言いますが、これが受動的な意識の表れなんです。
で、この「無意識」ってところが、超重要!
無意識の言葉には、本音が隠れているからです。普段、頭や心にあるものが意識していないときに、ポロっとこぼれてしまう。
例えば、ぽっちゃりしている人が「20代までは45㎏だった」と話したとき、「昔は痩せていたんですね」って思わず言っちゃう。
意識しているときは「全然太っていないですよ~」とか言うんですが、無意識のときに「今はちょっと太っている」と思っている本音がポロっと……
これ実話。わたしが言われました。アハハ
だから、片づけ「られ」なかった、という無意識の言葉の中には、何かのせいにしたいって本音があるんだと思います。
このような受動的な意識は、片づけに限ったことではなく、いろんな物事に対しても当てはまります。
受動的じゃなく能動的な意識を持とう
これからは、能動的に考えるようにしてみましょう。
今日、あなたが片づけなかったのは、優先順位が低かったから。自分で片づけないことを選んだのです。
もし本当に片づけたいなら、30秒でも何かを片づけるはず。
片づけ「られ」なかった
ではなく、
片づけなかった
ちゃんと自覚しましょう。そうするだけで、責任感が増して、片づけの意識がぐっと変わります。
それこそ「帰る前に30秒だけでも……」なんて気持ちが芽生えたり。
30秒あれば、デスクトップに置いたままのExcelファイルを1つ、フォルダに格納できますよ!
騙されたと思って、能動的を意識してみてください。
あ、本当に「片づけたくない」人。忙しいことを口実に逃げているだけの人は、また別な課題があるので「騙された!」ってなると思うので、ご了承ください。
片づけは、自己理解を深めるチャンスです。
片づけられない現象や、そこで無意識に使っている言葉などから、自分自身を見つめ直せます。
ここでは片づけがテーマですが、日常的にこの意識は活かせます。
トレーニングジムに行けなかった(行かなかった)
友達に連絡できなかった(しなかった)
ぜひ、片づけを練習台にして、意識の持ち方を変えてみてください。
片づけなかった事実は同じでも、受動的じゃなく能動的な意識を。
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